「Vajra」
key:D /Guitar(6-1):CGDGAD
オン アモーガ ヴァイロチャナ
マハー ムードラ マーニ パドゥマ
ジューバラ プラヴァルタナウーン
おまえは森の中
深い闇は心のどこか
ただひらすらに居場所を求める
オーン ヴァジュラダートゥァン
ヴァジュラ ジャーニュナーハーン
蹴っ飛ばした石ころが坂を転げた成れの果ては
波間のさざれ石となる
そいつは磨きゃダイヤ
叩き割っても割れないダイヤ
そこらへんに捨てられちゃ困る
オーン ヴァジュラダートゥァン
ヴァジュラ ジャーニュナーハーン
あんなに平凡だった それが突然消えてしまった
あの日から時は止まっている
なんでもっと気づけなかった
なんであいつは無事だったんだ
写真の中であの子は微笑む
あんたは金剛サッタ 菩提心とは一体なんだ
そんなお経で誰が救える?
まるで呪文のような言葉の羅列辿りながら
ギャーテイ おまえは歌う
オーン ヴァジュラダートゥァン
ヴァジュラ ジャーニュナーハーン
「Manatsu-no-Yo-no-Yume」
key:Cm /Guitar(6-1)
3Capo:E♭B♭F B♭C F(CGDGAD)
真夏は夜の深い夢 満月の港に浮かぶ
銀色は空の水染めて 花火を静かに散らす
駐車場でベースボールゲーム 無邪気に駆け回ってた
草むらに消えたボールを 未だにずっと探してるの
夜明けの街で音立てる エンジンでふと目が覚める
サヨナラと言って曙が 一日を静かに照らす
田んぼで実った稲 黄金色の風が吹く
オーケストラは虫の声 田舎の夜を思い出すよ
真昼は夜の目を隠す 騒がしい蝉の雨に
陽炎はうつつの微睡み 風鈴がリンと響く
真夏は夜の深い夢 満月の港に浮かぶ
銀色は空の水染めて 花火を静かに散らす
「Tandem」
key:G /Guitar(6-1):CGDGAD
さぁ 行こうぜ この車体と荷物で
誘われ 巡礼の旅行けば
スピードを上げ風と共に去る
日々の穢れを洗い流すけど
ヒトリ タンデム
何かいつも見られてる
ヒトリ タンデム
一人なのに誰かいる
55号線を南へひた走れ
室戸岬で誰かが呼んでいる
突然の雨 土砂降り模様
対向車のしぶきはまるで
挑む様に視界を悪くする
俺は何と戯れてるのか
ヒトリ タンデム
何かいつも見られてる
ヒトリ タンデム
一人なのに誰かいる
ヒトリ タンデム
もしや貴方の仕業ならば
ヒトリ タンデム
何をやってもバレてる
「Neji」
key:G /Guitar(6-1):CGDGAD
使い古したねじをかき集めて
穴だらけの身体にうずめ
また力任せに強く締め付け
ねじ頭を滑めて潰すような
毎日も時が過ぎりゃ
人は皆 どうせまた忘れてゆく
だから だから だから
覚えているか あの日あの朝
一瞬で変わり果てたおまえの姿が
途切れぬようにガレキの中で
今もまだ水のように滴ってる
外れてはいけないねじが外れて
あーっという間に全て失くした
戻らぬ人を今も探して
現実と夢との狭間にいるような
毎日に取り残され
言いたい事も言えずまたこらえている
貴方が 貴方が 貴方がいたから
覚えているか あの日あの朝
他人同士が助け合い生きる姿を
途切れぬように繋ぐ想いは
今もまだ水のように滴ってる
「トラロック」("Tlaloc")
key:d /Guitar(6-1):DADGBE
生きるためなら何やってもいい
だからおまえを処分してしまおう
やれ血と血が繋がっていても
そんな茶番はどっちだっていい
紅色 紅色
さだめし惨劇の日々よ
雨で拭えない悲しみが
枯れ果てた地上に
過ちの残骸を
灰色の雲が覆い隠した
裁きが下る前に
雷鳴の轟きを聴け
神の下で何やってもいい
弱い獣をやってしまっていい
おんなこどもをやってしまっていい
悲鳴あげてもやってしまっていい
紅色 紅色
愛なき惨劇の日々を
大地を抱きしめてくれないか
空梅雨の街に
華やいだ紫陽花を
雨で拭えない悲しみが
枯れ果てた地上に
過ちの残骸を
灰色の雲が覆い隠した
裁きが下る前に
雷鳴の轟きを聴け
聴け 聴け 聴け もっと聴け
「どくのぬま」("Boged down")
key:d /Guitar(6-1):DADGBE
与えられたHPは
残り僅かとなった
気休めな回復をしても
歩いた分だけダメージを受ける
毒の沼
刻まれたSPは
隠すように消し去った
あの頃に戻ってみたいなら
RSTボタンを押せよGAME OVER
死ねばいい
君は画面の外にいる
外の世界も画面の中だと
思ってる
Lv UPと快楽のために
その手は血に染まった
赤くない 匂いもないから
虐げるのさ 弱き者たちを
その世界で どの世界も
そのボタンで この世界は
ボクの沼
「とり」("The avian")
key:d(3capo) /Guitar(6-1):DADGBE
青い空を見上げたら
白い雲が流れた
鳥は今日も鳴いている
彼方向こうで
産声を上げてから
歌うことを覚えた
適当な賛美歌と
毎日を暮らし
翔びましょうよと
翔びましょうよと
アイツらは命果てるまで
移る季節の姿形を
眺めもせずに
背中に未来を乗せ
繋がれ 過去 現在
子供らの幸せを願って
働け 人間
失われた世代が築く
冷たい世界の中で
辿り着いた町の
丘の上の木の枝で
この国はあの日から
何もかも無くした
適当な相槌で毎日誤魔化し
翔べやしない
翔べば死ぬよと
翔ばないヤツらが言うなよ
生きよう 生きてゆこう
本気でそう思うのなら
さぁ 空へ
背中に未来を乗せ
繋がれ 過去 現在
子供らの幸せを願って
働け 人間
失われた世代が築く
冷たい世界の中で
辿り着いた町の
丘の上の木の枝の
翔び去った後の眺め
青い空を見上げたら
白い雲が流れた
鳥は今日も翔んでゆく
「とおくへ」("Far away")
key:B♭(3capo) /Guitar(6-1):DADGBE
もう こんなうち 出て行きたい
もう こんな町 出て行きたい
もっと遠くへ もっと遠くへ
飛び出したい
早く こんな世界 出て行きたい
早く こんな地球 出て行きたい
ずっと遠くへ ずっと遠くへ
飛び出したい
止めないでおくれ
止めないでおくれ
好きにさせとくれ
だけど 君の宇宙 ほっとけない
君の 狭い宇宙 ほっとけない
強がりを言って 振りきれるほど
強くもない
優しさだけじゃ うまくはいかない
見えざる痛みや 伴うリスクも
足りない言葉や 分からない気持ちも
光には陰を 光には陰を
光には陰を 見逃せない
「くつをぬいで」("Take off your shoes")
key:A♭(1capo) /Guitar(6-1):EADGBE
よくまぁこんな遠いところまで
わざわざ会いに来てくれたんだね
大したものなどここにはないけど
よく冷えた麦茶を今入れるよ
旅の出来事を話しておくれ
聞きたいな 君のメロディ
言えない出来事はそっとしといておくよ
知りたいな それがハーモニー
気を使わなくてもほんといいんだよ
元気な姿と話を聞くだけ
何にもない俺は伽藍堂だよ
よく冷えたスイカを今切るよ
あの猫は今頃は一体どうしてるかな
聴きたいな 猫のメロディ
犬の出来事はあんまり興味ないけど
知っておきたいな それがハーモニー
旅の出来事を話しておくれ
聞きたいな 君のメロディ
言えない出来事はそっとしといておくよ
知りたいな それがハーモニー
聴きたいな 旅のメロディ
探している 僕らのハーモニー
「できごと」("Things")
key:C /Guitar(6-1):CGDGBE
映し出す 鏡の向こうで
また一つ老いぼれになってゆく
日々は忙しくスピードを上げる
上書きだけの記憶
何かでっかい目印に向かって
描いた一本線が延びてゆく
線は点と点との集まり
ある日突然 千切れる
信じたことが裏切られたなら
バランスをなくして狂っていく
震える貴方が拒んでいるのは
目の前の出来事のすべて
目の前の出来事のすべて
すでにでっかい目印を過ぎて
地図にはない場所に立っている
世界は 人と人とでぶつかる
不協和音も響く
選ばれし者が生きるか死ぬかを
選んでること自体が馬鹿げている
見えてることが真実ならば
目の前の出来事がすべて
いつもそばにいる君がすべて
「ショッピングモール」("A shopping moll")
key:A(2capo) /Guitar(6-1):CGDGBE
駐車場一時間だけ無料
お買い物で二時間無料
誘われるままとにかく行こう
ロボットゲートが開いたよ 行こう
ミラーごし ピーピーピーって
バックオーライ
右に寄せすぎたって
イッツオーライ
君が品定めをすれば
横でボーっと立って観てる
似たような向こうのそんなパパも
そこにいるよな いないような
暇を潰そうと
ショッピングモールで
見失いそうさ
ショッピングモールで
宅配をさせれば
何もかも揃うのに
わざわざ出掛けて
欠けているパズルを
探しているというより
選んでいました
気が付いてますか
時に僕らを満たしてくれる
束の間 夢の中でいよう
戦争だ って何の話?
ここには過去も未来ないんだよ
お茶を飲んでいましょう
ショッピングモールで
この国の発信源
ショッピングモールで
ワンクリックすれば
何もかもかも揃うのに
わざわざ出掛けて
欠けているパズルを
探しているというより
選んできました
気が付いてました
知っていながらやってしまうことを
選んできました
君がレジへ進んでる頃
ジャラジャラとポケットを探ってる
詰め込んだ夢 希望はあるけど
肝心の駐車券がないという
お茶を飲んでる場合か
ショッピングモールで
見失いそうさ
ショッピングモールで
「セレナーデ」("Serenade")
key:E♭(3capo) /Guitar(6-1):CGDGBE
この胸にポッカリと
空いてしまった穴から
満月が静かに浮かぶは夜空
散りばめた星々は
何を騒いでいるのか
果てなき暗闇が私の空
あなたがいない朝の
コーヒーは白い
焦げ茶色の日々を
ぬるま湯に浸した苦味
痛みのないこの痛みを
分かつことのできぬ痛みよ
その胸にピッタリと
ハマってしまったんだなぁ
三日月が美しく飾るは夜空
散りばめた星々が
何を語っているのか
果てなき暗闇が私の空なら
静かに聴けばいい
あなたは空
「月のマントラ」("Mantra of the moon")
key:D /Guitar(6-1):DADGBE
見上げてごらん 月がきれいさ
ひまわり咲く宇宙眺め
漂う 無重力で
目に見えない引力に
逆らってきたんだな
離れていたって バランス保って
周り続けていよう
フラついた僕を叱ってくれる
あなたは母のよう
見上げてごらん 月がきれいさ
見上げてごらん 今夜は宴さ
盃を酌み交わそう
暗闇に光射す
いつでもずっとそばにいるから
泣かないでおくれ
離れていたって 大丈夫さって
笑いかける太陽
僕らの想いは知っている
あなたは父のよう
守り続けてみろ
ひまわり咲く日々の中で
生きたいと思ったんだな
変わろうと思ったんだな
盃を酌み交わそう
暗闇に光射す
不安になって泣きそうな夜を
照らし出しておくれ
月のマントラ
「恋はグラデーション」("Love is gradation")
key:F /Guitar(6-1):DADGBE
今度の休みに
清水寺にでも行かないか
とっても鮮やかな紅葉が一面
色づき始めるそうだよ
こないだ本屋で
見かけた写真があんまり綺麗で
絶対に行こうねって
約束したことずっと覚えてた
きっと寒いから
マフラーグルグル首に巻き付けて
ぽっかぽか気分で
くだらない話をしながら歩こう
小一時間ほど
歩いた後にはそこの団子屋で
熱々のお茶をすすりながら
沸き上がる湯気に包まれていよう
紅葉へ行こうよう
各駅の列車に乗って
移り行く車窓の景色に
揺られて揺られて
グラデーション
君に逢う日までの
長い道のりを僕は散歩する
銀杏の並木は黄昏
大切なのさ こんなひとときが
真夏の余韻で
気持ちがまだまだザワザワしている
魂の脱け殻
呼び覚ましてくれるよ 蝉時雨
風が変わったよ
やさしくこの頬に語りかけてくる
落ち着いて耳を澄ませれば
草むらからは虫時雨
紅葉へ行こうよう
各駅の列車に乗って
移り行く車窓の景色に
揺られて揺られて
グラデーション
焦らずに行こうよう
各駅の列車に乗って
移り行く心の景色に
揺られて揺られて
グラデーション
君に逢う日までの
長い道のりを僕は散歩する
銀杏の並木は黄昏
大切なのさ こんなひとときが
「おんがく」("Musik")
key:A♭(1capo)/Guitar(6-1):EADGBE
街へ繰り出せば立ち並ぶ店
BGMは鳴り止まない
行き交う人々の耳の穴は
お気に入りのミュージックで
塞がれている
あの店へ入れば聴きたくもない
BGMはヒットソング
行き交う人々の耳の穴は
お気に入りのミュージックで
塞がれている
注がれる蛇口から
グラスに水が溢れだす
音楽なんてもう要らない
そしたら君はなんで
座って聴くのさ
あの日僕は音楽室へ
人目を凌いで忍び込んだのさ
その時盗んだレコードは
ベートーヴェンの月のソナタ
注がれる蛇口から
グラスに水が溢れだす
音楽なんてもう要らない
そしたら俺はなんで
歌っているのさ
ベートーヴェンの魂が
心の中でまだ生きてる
感謝しよう 音楽を
せめて歌うことで
あなたに伝えたい
街へ繰り出せば立ち並ぶ店
BGMは鳴り止まない
行き交う人々の耳の穴は
お気に入りのミュージックで
塞がれている
鳴り止まない
「くるり」("Quruli allow")
key:D/Guitar(6-1):EADGBE
通い馴れた電車
止まっては吐き出す
移り行く街を包む夕闇
ぶら下がって微かに揺れる
白い輪と輪
空中の吊革
誰も掴んでいない
奥へ延びてゆく白けた照明
向かい合う長いシートに
譲り合い 抜け落ちた場所に
そっと腰掛けているのは
過ぎたる日々の端々
ウィンドガラスのパノラマに
映し出された夜は背景
飛び交う光 目で掬って
こぼした光が窓を濡らして
次の駅降りたら
改札を出て戻るのか
浮かんで消える走馬灯
浮かない顔した君と
目と目が合ったんだ
帰ってから何しよう
明日も朝が早い
メシを終えてフロに入れば
終わってしまうんだ
ぶら下がって微かに揺れる
プラスチックの輪と輪と輪
水面を跳び跳ねる
解き放つくるり矢
後戻りできないなんて
強く言うのさ
見失う 途絶えたレールを
照らし出せ 構えた矢先を
もっと信じ合っていいのさ
愛したキミを 亡くしたキミを
許せばいいのに
ウィンドガラスのパノラマに
映し出された日々の風景
飛び交う光 目で掬って
こぼした光が胸に集めて
次の駅降りたら
改札から始まるのさ
浮かんだら放て イメージ
明日を見つめるキミと
目と目が合ったんだ
目と目が合ったんだ Ah
「マイウェイ」("My way")
key:D/Guitar(6-1):DADGBE
ネクタイの結び方は
こんなんでよかったかな
ぼちぼち出掛ける時間さ
圏外のケータイ電話も
鳴らないさ 三本立ったって
今回もまた縁ないか
繋がって千切れて
青い空に白い雲
見失って求めて
歩く街のにぎわい
人波に逆らわず
流されて飲まれてく
明日のことや明後日のことに
暗い影が差しても
君らしさが一筋の光
この世界で巡り会えたら
風の吹く方へ
ゴーインマイウェイ
流れてくだけさ Oh
風の吹くままに
まぁなんとかなるさって
カンタンな話じゃないけど
コツコツ続けてみることさ
繋がってなぞって
星の夜に白い鳥
羽ばたいて求めて
歩く街の微笑み
人波に逆らって
流されず進んでく Uh
明日のことや明後日のことに
暗い影が差しても
君らしさが一筋の光
この世界で巡り会えたら
風の吹く方へ
ゴーインマイウェイ
流れてくだけさ
風の吹くままに
風にしたがって
「はじまりのラグチャイム」("The music started over a rag-chime")
key:D/Guitar(6-1):DADF#AD
初日の出の空に 立ちはだかる雲
何を隠れている
君がいなきゃ世界は 暗闇のまま
そのドアを開くにはどうすりゃいいのさ
そう ラグチャイム 鳴らしてみるのさ
いいことなんてないって 思ってるうちは
どこかで逃げている
飛び出して見てみなきゃ わからないまま
その勇気はどうすりゃ湧いてくるのさ
そう ラグチャイム 鳴らしてみるのさ
そりゃ僕にだってあるさ くじけることも
すぐに凹んでいる
悩みはあまり口にしない 独りぼっちさ
苦労もするけど そんな時には
ラグチャイム 鳴らしてみるのさ
僕のラグチャイム 鳴らしてみるのさ
いつでもラグチャイム 響かせてくから
「まちこうば」("a small-scale factory in a town")
key:E(2Capo)/Guitar(6-1):EADGBE
おっきいまちこうばでは あかりが毎晩ついてる
今日も休まず働くよ みんな寝静まる頃から
お疲れさんと声かける そんな僕は寝ぼけてる
君の終わりははじまりで 僕のはじまりは夜から
ブーンブーンブーンと おんぼろバイク走らせて
ビュウビュウビュウと 冷たい風切ってゆく
スーイスーイスーイと にぎわう街を背にして
やる気は下がるよ どんどん
スピードは上がるよ どんどんどんどん
晴れた日の夜空には 明かりがキラキラ光ってる
そんな星眺めていたら オジサンやる気が出てくる
おっきいまちこうばでは ロボットたちが生きてる
おんなじ仕事モクモクと 不平も言わずこなしてる
ほんどは陰でよく見てる ハートがないなんて嘘さ
調子に乗るとケガをする 調子に乗るとケガをする
調子に乗るとケガをする だから
安全第一これしかない!
ピーピーピーって 聞いているさ 君の声
ギーギーギーってヨシッ! 油さしてやる
スーイスーイスーイと コンベアベルトに乗っかって
運ばれてくるよ「命」が
次から次へとどんどんどんどんどん
静まり返った朝の 東の空がにじんでる
淡い色に染まりながら オジサン工場をでてゆく
淡い色に染まりながら オジサン工場をでてゆく
「おまえのグローブ」("It's the glove father gave to me")
key:G/Guitar(6-1):DADGBE
右という文字を眺めてた
書き順違わずに書いて見せたら
すっと褒めてた 誇らしげに
舞い上がってた 無邪気な頃さ
孤独の言い訳 パチンコ打ってた
銀玉溢れて お菓子に替えたら
家路目指してた 誇らしげに
舞い上がってたら 盗まれてた
※あぁ 知らぬ間に大人になってく
不器用なやさしさじゃ やりきれない
ただ通じ合えるものがあればいい
言葉なんていらない 河原へ飛び出そう
※※キャッチボールで遊んでかないかい
おまえのグローブで受け止めてくれよ
ストレートで力いっぱいに
ここでいつでも 構えているから
食卓の上に並んでた
金で揃えたような 冷めた夕食
満たされてた だけど足りない
誤魔化してた 金じゃ買えない
※
※※
何のために家族ごっこやって
結果 それに飽きて全部捨てていったの?
何で誰も彼も 見えぬ傷隠して
それで用が済んだような顔をしているの?
子どもは女に育てられた
見知らぬ女に育てられた
ずっと待ってた だけと帰らない
泣いて済むのなら 仏はいらない
※
※※
「ふぐり」("Flower of Giant Dog Pufferfish")
key:C/Guitar(6-1):EADGBE
河原の土手 散歩道
やらかい風 吹いてる
キリリと晴れわたる空
でっかい口 開いて待ってる
まぶしい陽射しの下で
若草がゆらゆら風に揺られてる
歩いては立ち止まって歩いては立ち止まって
ふと目にする 胸が熱くなる
※ほうら こんなところにふぐりの花が
ブルーのとてもちっちゃなふぐりの花が
咲いてる 咲いてる 咲いてる
ほうら 春一番でふぐりの花が
にくいほどポツリポツリとふぐりの花が
笑ってる 笑ってる 笑ってる
ふくらむ夢 野々小道
やらかい土 踏みしめる
まぶたの裏 痛いけど
でっかい春 開いて待ってる
まぶしい陽射しの下に
よろめきながら手ぶらでブラブラブラブラ
歩いては立ち止まって歩いては立ち止まって
ふと目にする 目頭も熱くなる
※
歌ってる 歌ってる 歌ってる
咲いてる 咲いてる 生きてる
「タイムストーカー」("Time Stalker")
key:E(2Capo)/Guitar(6-1):EADGBE
夢の中で響いてくる
時間通り アラームにイライラ
相変わらず眠っている
もう一度鳴るアラームにイライライライラ
不機嫌に目覚める
今にも叫びたくなるような
息詰まるこの場面
慌てて着替えを済ましたら
慌ててうちを飛び出した
タイムカードも見たくはない
破り捨てて燃やしたらいいのさ
遅刻遅刻と繰り返し
首を切るぞと 脅され ヒヤヒヤヒヤヒヤ
不機嫌に目覚める
※時間にいつも追われながら
何気なく過ぎてゆく
小さな事に気を取られずに
もっとお前と向き合いたい
※※追われるより追いかけてストーカー
気を抜いたら追い抜かれそうさ
ひとつひとつ片づけていこうか
リズムを見出していこうか
この胸の内熱くするモンスター
気を抜いたら暴れだしそうさ
やり過ぎるとその手首にストッパー
じっくり育てていこうか
そして見出していこうか もっと
※※
※
「種」("Seed")
keyG/Guitar(6-1):EADGBE
月が蒼く 光り続ける夜
窓に触れる 真夜中の冷たい風
霧の一滴が ガラスを伝って
涙のように 流れている
道の真ん中の水溜まり
映し出した月
さっきの風は静まって
今はくっきり見える
月が蒼く 光り続ける夜
時を刻む 道程の半分越え
歩めずに過ぎ去った光は風になって
指の隙間を 通り抜けてゆく
※道の真ん中の水溜まり
映し出した月
さっきの風は静まって
今はくっきり見える
※※蒼白い 月明りは
そっと世界中を照らし出した
今はもう消えてしまった
小さな灯の光がある
心に刻まれた あなたの声が
遠くで浮かぶ星のようで
それは蒔かれた種のように
夜空に振り撒かれた
※
※※
「鳥兜」("Bird helmet")
keyG/Guitar(6-1):EADGBE
紫の淡いドレスのようよ
ギザギザのハート 葉の模様
神の天罰がたたって
三つ首の犬から生まれら
六月は根を張り葉を出し
九月はついに花が咲く
偽りよ そんな気持ちなのよ
キンポウゲよ そんなジャンルよ
ギリシャのクレタで育って
潮風に揺れてダンスする
ほら どこからどう見たって
姿は清く美しく
※裸にしないで 貴方を狂わせてしまうから
黙って見つめ合っているだけでいい
私に触れないで もしも過ちを冒すなら
枯らしてしまうほどの毒が回るから
宿命の花 恋したなら
シビれるから シビれてしまった
償いの花 背負ってるなら
誰だって花 誰だって
アイヌの民が培った
矢尻に込めた生きる術
薬にもなり毒にもなる
彼らはすべて見抜いてる
学んでる
※
気軽に遊ばないで
もっと疑ってみていいから
間違って甘い蜜を吸わないように
私に触れないで もしも過ちを冒すなら
枯らしてしまうほどの毒が回るから
触れないで 触れないで 触れないで
「ギュウになって」("You will turn into a cow")
keyG/Guitar(6-1):EADGBE
おなかも減っていないくせに
時間になれば食べてる
食べても痩せたままだから
パクパクパクパク食べてる Mm
おいしいものが溢れてる
みんな夢見てた時代さ
お金があればなんでも
よりみどり手が届く
※Oh 真っ白い ごはん3杯
Mm 眠くなった グゥグゥグゥ
ちょっと働いてまた ごはん3杯
Mm 眠くなった グゥ
おなかが一杯になっても
満たされない そんな気分さ
足りないものは別のトコ
それも人生ってもんかな
※
※※※こんな豊かな暮らし いつまでも続かない
いい加減にしないと そのうちそのうち
ギュウになって ギュウになって
ギュウになって ギュウになってしまうよ
※※※
ギュウになって ギュウになって
ギュウになって ギュウになって
シチューに入れられて カレーの入れられて
焼肉で焼かれて ジュウになって
食いしん坊な僕だけど
ほんど感謝忘れない
精一杯のありがとう
いただきますと手を合わす
そしてごちそうさまも忘れない
「マンホール」("Manhole")
key:G/Guitar(6-1):EADGBE
ほうら 穴 踏んずけられて もう
そうだ 皆 遮られているようだ よーだ
どんな 穴 空がわーっと泣きだしたら
飲んだ 皆 雨をどんどん飲み込んだ 飲み込んだ
暗闇の中からざわめきが
生活の水はジャブジャブ溢れて
飢えたドブネズミの群衆が
獲物を狙っている 目を光らせて
マンホール 人が通る
マンホール 滑るゴム
マンホール 穴掘る マンホール
暗闇の中で俺も立っている
生活の水はジャブジャブ溢れて
飢えたドブネズミの群衆が
獲物を狙っている 目を光らせて
マンホール 人が通る
マンホール 滑るゴム
マンホール 穴掘る マンホール
フタ取る
「細胞愚」("Stupid cell")
key:D/Guitar(6-1):DADF#AD
また今日も世界の端から
次々に零れゆく死だ
同じニュースは絶えないけど
悲しんではない 苦しんでもない
この僕のカラダの中でも
十数億の細胞たちが
試されて殺される日々
苦しんでもない 騒ぎ立ててもない
体内のもう一つの宇宙で
争っているのも 知らないで
生きているのさ
※サイボウグ 僕は愚かな細胞なのだ
サイボウグ 黄色い肌の細胞なのだ
誰が決めつけたんだよ
ありふれてる日々の端から
覗かれてる 無数の目が
気付いてるのに知らないフリ
間違ってはない 分らんでもない
体細胞 泳いでいる途中で
巡り合ってるのも 気付かないで
すれ違うのさ
※※サイボウグ 僕は愚かな細胞なのだ
サイボウグ みんなそうだと思い込んだら
誰もが選ばれたんだろう
不意に切り出された話から
ずっと黙って聞いていたが
熱いカタマリのようなものが
訳も分からずただ飛び出た
君の中で雨が降るなら
このギターは泣き止まない
このギターは泣き止まない
このギターは泣き止まないから
バカヤロウ 冷静装いやがって
辛かったろう もういいだろう
母胎内の もうひとつの宇宙で
未来永劫の砂漠を行け
繰り返す 分ってる
※
※※
「どんぐりのテーマ」("Theme of Donguli")
key:B/Guitar(6-1):EADGBE
黄昏色の空の
遠くをずっと見てた
うんと遊んでいたら
ずっと遠くまで来てた
夢を抱きしめて
おーい ごはんだよ
おーい ごはんだよ
呼んでる 聞こえる 帰らなきゃ
君とつないだ手と手も
夢中で忘れて離した
見知らぬ場所に独りぼっち
途方に暮れて泣いた
孤独を抱きしめて
おーい ごはんだよ
おーい ごはんだよ
呼んでる 聞こえる 帰らなきゃ
呼んでる 聞こえる 帰らなきゃ Ah
おーい ごはんだよ
おーい ごはんだよ
呼んでる 聞こえる 帰らなきゃ
呼んでる 聞こえる 帰らなきゃ